〈解説〉
GLP-1受動体作動薬であるリベルサス(セマグルチド)はペプチドホルモンであるため、胃で分解されてしまい、従来注射薬として使用されてきましたが、吸収促進剤であるSNAC(サルカプロザートナトリウム)300mgを含有することで、セマグルチドを胃でのタンパク質分解酵素から保護し、吸収を促進することで経口投与が可能となりました。
製剤1錠(SNAC 300mg)に対して、水120mL以下での推奨をされています。SNACは多すぎても少なすぎても吸収に影響を及ぼす可能性があり、14mgを1錠と7mgを2錠をそれぞれ水120mLで服用した場合、後者は効果が減弱する可能性があります。