正解を2つ選んでください。
この記事は生活習慣ケアコラム他を参考に作成しております。
正解は2と4
1、誤
アルコールそのものに尿酸値を高める効果(尿酸産生増加、排泄低下作用)があるため。
2、正
3、誤
80〜90%は体内で合成されます。食事由来のプリン体はわずか10〜20%のため、運動や生活習慣等、食事以外の見直しも非常に重要です。
4、正
尿酸はアルカリ性で溶けやすく排泄されやすい性質があり、尿をアルカリ化する食品を摂ると尿酸排出促進や結晶化の予防が期待できます。
5、誤
鶏卵は尿を酸性化する食品のため、多量摂取は尿酸が溶けにくい(排泄されにくく、結石ができやすい)状態を引き起こす可能性があります。
・体内に取り込むプリン体量を減らすために
①プリン体含量の多い食品(干物、レバー、魚卵等)の摂取量を減らす。
②食物繊維を多く含む食品(野菜、海藻等)を摂取して、消化管からのプリン体吸収量を減らす。
・尿酸の排泄を促進するために
①水分を1日2L以上摂取する。
② 尿をアルカリ化する食品( 野菜、海藻、芋、きのこ等)を摂取する。
・体内での尿酸合成を抑えるために( アルコール、糖質、脂身の多い肉)は控える。
卵はプリン体は少なく、痛風にいいイメージがありますが、尿を酸性化するため摂り過ぎに注意が必要です。参考患者にありがちな痛風食の誤解
尿酸値が高いと聞くと、どうしてもプリン体量の少ない食品を使ったレシピばかりに目がいきがちですが、薬に頼らず痛風を治していくには正しい食事療法と食事面以外の生活習慣の改善が非常に大事なのです。